～ハト・ムクドリ・カラス・スズメ・鳥対策専門業者
あんじんの鳩日記

  

空飛ぶネズミ＝鳩さんの病気の運び屋っぷりは
だんだん分かって頂けたでしょうか
今日は最後になりますが、この３つもなかなか
ひどい症状が出ますので要注意です


トキソプラズマ症
猫からの感染が有名ですが、鳩も菌を運びます。
妊婦がこの原虫の胎盤感染を受けると、流産したり、出産しても
生まれた子供に脳障害を生じることが多い危険な病気です。


ヒストプラズマ症
カビの一種で、発病すると肺結核に似た症状を起こします。
鳩のフンや排泄物に空気中の胞子が落ち、温度や湿度などの条件が
そろうと急激に増殖し、これに人間が触れると感染します。
ＨＩＶ患者など免疫力の低下した人が感染すると重症になります。


クラミジア肺炎（オウム病）
鳥型クラミジアの感染によって起こる肺炎です。
この微生物を保有しているオウムの病鳥が飛ばすゴミなどを
飼い主が吸入して起こることから、一般にオウム病と呼ばれていますが、
オウム以外の鳩・小鳥等でも起こります。
細菌性肺炎の病状と同じような症状ですが、
クラミジア肺炎のほうが重症で、時に死亡することもあります。


一羽の鳩に少し触れたからといって、恐ろしい病気にかかる
というわけではありません。あくまでも可能性です。

ただ、鳩は繁殖力がありますので、すぐ増えます。
そして数が増えると、フンも増えます。
どんどん増えていきます。

鳩のフン害対策は、決して景観だけの問題ではありません。
健康問題なのです。特に子どもや高齢者には危険です。

このことを、より多くの方に知って頂きたいと思います。


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少し間があいてしまいましたが
病気の運び屋シリーズ第２弾いってみましょう


ピジョンオーニソージス　　
従来、鳥類に感染する疾病ですが、鳥との接触により人間に感染する
可能性があります。軽症のものは風邪のような症状ですが、重度になると
肺炎のような症状になるので要注意です。

鳩のフンや呼気沫に含まれるウイルスが原因で感染します。鳩の30～75％が
このウイルスを持っているといわれており、鳩に接触する機会の多い社寺の
職員の18％が抗体保有調査で陽性であったというデータもあります。


クリプトコックス症
真菌性の一種で、人が感染すると、軽症の場合は皮膚炎程度ですが、
重症になると脳や脳脊髄膜に病巣を作り死亡に至る事もあります。

鳩の排泄物の中から分離され、乾燥状態の排泄物やほこりなどと共に
人体に吸収され、発病に至ります。乾燥に強く、恐ろしいことに
2年以上も菌が生存すると言われています

HIV感染症の患者や臓器移植後の免疫抑制剤使用者など、
免疫力が低下した人が、日和見感染症的にクリプトコッカス菌に高率に感染
します。そういう人には、中枢神経に病変をつくり、しばしば致死的になります。


ニューカッスル病
ほとんどの鳥がこの菌を持っています。
呼気気沫や外部寄生虫の媒介によって発病します。
人が感染すると結膜炎やインフルエンザのような症状がでます。


とんだ平和のシンボルですね
あまり神経質になりすぎるのはいけないと思いますが、
鳩はすぐ増えますし、多数の鳩がいれば危険性は高くなります。

病気を持っている方はもちろん、子どもやお年寄りなど
免疫力の低下した人は特に注意が必要です。

次回はトキソプラズマ・ヒストプラズマ・オウム病の３つを
紹介します！次回で病気シリーズは終わりです。


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前回は、平和のシンボルとしての「鳩」をご紹介しました。
今回からは３回に分けて、鳩の危険性を紹介していきます。

第一回目の今日は、よく知られている食中毒、脳炎、そしてアレルギー
についてです。鳩の羽毛やフンでも、こういう病気の原因になるんです。


サルモネラ食中毒
鳩の約2％がサルモネラ菌を保有していると言われ、
鳩のフンによりサルモネラ食中毒が起こる場合があります。

鳩のフンなんか口に入れることがないから大丈夫、と思いがちですが
乾燥したフンが空気中に散布され、それを吸い込んでしまうことがあります。

サルモネラを摂取すると、発熱や腹痛、下痢を起こします。
下痢には血液が混じる場合もあります。

軽い症状であれば特別な治療なしに回復しますが
（それでも嘔吐下痢を経験した人には辛さが分かると思います）
激しい下痢によるひどい脱水のため、入院治療が必要となる場合もあります。
高齢者や乳幼児、免疫が弱まった人は、重症となりやすいので注意が必要です。


脳　炎
鳩も脳炎ウイルスを保菌することがあります。
コガタアカイエカの媒介によって人に感染します。
症状としては、高熱・頭痛・嘔吐があり、2～3日後に意識混濁や
けいれんが起きます。感染した人の20％は、症状が治まっても
手足の麻痺や知能障害などの後遺症が残ります。


アレルギー
羽毛や乾燥糞末により、喘息発生を伴う重度のアレルギー症状
（アトピー性各症状の原因とも考えられる）を起こすことがあります。
肺疾患を患う人もいます。これは、鳩の排泄物中の抗原菌を
吸入することによって引き起こされるのです。


過敏性肺臓炎
アレルギー性肺炎の一種で、鳥の血清とカビ類に含まれる
有機性塵埃の長期間吸入によって起こる肺炎の総称です。
鳥の血清は鳥のフンなどに含まれる物質です。


多くの人が集まる駅や公園、また免疫力の弱い方や子ども、高齢者の集まる
学校や福祉施設、病院などではよく鳩が集まっている光景を見ますね。

この仕事をする前は、そういう光景こそが「平和」の象徴なのだと思っていました。

しかし、そういう場所に鳩が群れるということは、実はとても危険なことなんです

次回はピジョンオーニソージス、クリプトコックス症、ニューカッスル病の
３つをご紹介します。特に鳥類や鳩からの感染が多い疾病です。



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「鳩」について、どのようなイメージがありますか？



「平和の象徴」と言われる鳩ですが、実は「空飛ぶネズミ」言われるほど、さまざまな病原菌を保有しています

病原菌については次回以降、詳しく説明していきます

ではまず、なぜ鳩は「平和の象徴」と言われるのでしょうか。

これは旧約聖書の「ノアの方舟伝説」にまで遡ります。

ノアが鳩を放った際に、オリーブの若葉をくわえて戻って来て、これによりノアは水が引き始めたことを知ったという記述があるのです。

日本では放生会（ほうじょうや）という、殺生を戒めるため生物を放つ仏教習俗があり、その際に鳩が使われました。

中国では鳥を放つと幸運が訪れるという民間信仰があり、祭事・祝い事の際には鳩を放つ習慣がありました。

旺盛な繁殖力や生命力を持つ鳩は、もともと特別な存在だったのかもしれませんね。

温和で穏やかな外見と気質、そして夫婦愛も有名です。
鳩は一夫一婦制で、一生同じ相手と結ばれます。求愛するときには頭を寄せ合って、キスするように、相手のくちばしを自分のくちばしのなかに入れます



うんうん。これは平和のシンボルと言われますねぇ

・・・・・・・・

しかし・・・・・・・

何ごとにも、イメージと実情にはギャップがあるものなのです

次回からの「病気の運び屋シリーズ」では鳩の恐ろしさを書いていきます

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